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評価は☆1個から5個満点で示しています* ★は半点です*
  ジョニー・イングリッシュ　JOHNNY ENGLISH　英国　2003　87分
☆☆ Vista Scope Size (1: 1.85)　Dolby Digital　DTS DVD有
主演がローワン・アトキンソンというだけでお馬鹿映画なのは明白なのだが、この映画にあのジョン・マルコビッチが敵役として出演しているのが驚きである。しかも、彼が演じるのはフランス人。わざとらしいフランスなまりの英語が知的な笑いを誘うのである。この映画を1800円も払って観るのはやはりどうかと思うが、ローワン・アトキンソンは日本語でもくだらないギャグを披露するのでその徹底したキャラクター作りは脱帽なのだ。いちおう007シリーズのパロディなのだが、ストーリーはオリジナルというのも如何にもイギリス映画らしいとも言える*

トゥームレイダー2　LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE 米国　2003　117分
★ CinemaScope Size(1:2.25)　DTS　DVD有
前作に引き続き酷い映画である。しかも、更にひどい出来になってしまったので、久しぶりに最低点を付ける事になった。監督が「スピード」のヤン・デボンなので期待もあったのだが、主役に魅力が無いこと、悪役にカリスマ性を感じない事など、だめ映画の見本市のような作品である。こんなシリーズならまだ、マイケル・ベイ監督が作るめちゃくちゃな展開の映画の方がエンターテイメント性があってよろしい。どうにも、途中で眠くなる映画である。こんなダメダメなシリーズでもまだ作り続けるのだろうか？一抹の不安を感じざるを得ない*

フレディVS.ジェイソン　FREDDY VS. JASON　米国　2003　98分
☆☆ CinemaScope Size (1:2.25)　DTS-ES　DVD有
まあ、期待通りの出来なのだろう。そもそもこの二大アンチヒーロー共演の企画を聞いたのは90年代の初めだったが、版権の問題で実現化するまでに15年もかかっての（ここまで引きずるか？）対面となった。それにしても、話のきっかけが、フレディが人々から忘れられてしまい力を失いかけていたので、ジェイソンに助けを求めるのだが、もともと加減の知らないアホなジェイソンなので、フレディの出番も無く次々と若者を殺して行くものだから、フレディもついにぶち切れて、ジェイソンと念願のクリスタルレイクで決闘する事になる…って馬鹿だよこりゃ*

ロスト・イン・ラ・マンチャ　Lost in la Mancha　米国・英国　2001　93分　
☆☆☆☆ Vista Scope Size (1:1.85)　Stereo　DVD有
構想10年以上かけ、制作費3500万ドル以上組まれて、撮影6日で中止に至る映画など今まで無かったであろう。DVDで販売される事を前提としたメイキングを撮影していたチームが転じてある大作映画の破滅の様子を克明に伝えるドキュメントになろうとは誰が予測したであろうか？それにしても、テリー・ギリアム監督は本当についてない。絶対にこの俳優で撮影すると決めた俳優が致命的な病気(撮影当日)になったり、ピーカンの撮影の翌日に大雨で景色そのものが変わってしまって続きの撮影が出来なくなったりと観ているこちらも悲しくなってしまうのだ*

アンダーカバー・ブラザー　Undercover Brother　米国　2002　86分
★ Vista Scope Size (1:1.85)　Dolby Digital　DVD有
最近ヒップホップ系が流行っている。自分もPファンクとかが好きなのでヒップホップもまんざらでもない。実際にMTVの某番組に半年間関わっていて、結構詳しくなった。そんな折り、丁度2年近く前、スターウォーズを観にロスに行った時上映していたのがこの映画である。それからやっと日本でも上映したが、公開期間は短かったようで、現在DVDで絶賛レンタル中である。しかし、この映画は全く観客を舐めきっている。スケール感の小ささと凡庸な筋書、馬鹿映画にも成り切れていないし、音楽の使い方もヘタクソ。レンタル料金でさえ返して欲しい位*

シティ・オブ・ゴッド　Cidade de Deus　ブラジル　2002　130分
☆☆☆☆ Vista Sccope Size (1:1.85)　Dolby Digital　DVD有
ブラジル映画が世界的に有名になったきっかけになった映画である。日本の70年代アクション映画やオリバー・ストーンの作品などのドキュメンタリータッチの撮影方法を使いながら、『マトリックス』の様な計算高いアングルも多用するなど、斬新な手法と卓越した編集、そして何よりも素晴らしいのが脚本であるが、この作品が実話に基づいているというのもショック。所謂、スラム街の人々の生き様をまさにそのまま伝えたような衝撃的なストーリーの周りには、ブラジルらしいサンバやセンスの良いソウル系の音楽が飾り立てる。あらゆる意味で必見の映画*

ブルース・オールマイティ　Bruce Almighty　米国　2003　101分
☆☆☆★ Vista Sccope Size (1:1.85)　Dolby Digital　DVD有

ジム・キャリーの主演作は『マスク』の頃からそのテイストが変わらない。この作品もまさにジム・キャリーの為にあるようなストーリーである。『ライアー・ライアー』が好きな人にはすんなり入ってくる良作だろう。ただし、自分は『ジム・キャリーはＭｒ.ダマー 』の彼の方がいい。更に言うならば『トゥルーマン・ショー』は受けつけなかった。とにかくクドイ演技を止めない彼は多分、21世紀のジェリー・ルイスを目指しているのではないだろうか？彼が普通の役柄を演じるようになったらキャリアの終わりを告げるようなものかもしれない*

ケミカル51　The 51st State　米国／英国　2002　92分
☆☆☆☆ CinemaScope Size(1:2.25)　DTS　DVD有

最近サミュエル・L・ジャクソンが大活躍している。タランティーノ作品では常連になり、またスターウォーズでは、ちゃっかり紫のライトセーバーを持つ偉大なジェダイ戦士の一人として認知されている。そんな彼が、タランティーノに触発されたのか、自分を主役にしたバイオレンス・アクション映画をプロデュースした。さらにイカレ役を演じると右に出る者がいないロバート・カーライルまで使って麻薬売人の話を作ったとなれば、これは彼の作りたかった映画を好きな様に作ったとしか思えないが、これがまた脚本も良く出来ているから驚きなのである*

女神が家にやってきた　BRINGING DOWN THE HOUSE　米国　2003　105分
☆☆ Vista Sccope Size (1:1.85)　Dolby Digital　DVD有
スティーブ・マーチンのいつものコメディといった感じ。特に印象に残るシーンが無いのでまさに究極の凡作である。クイーン・ラティファ が悪ノリ演技を見せれば、もっと面白くなったのに残念。彼女はこの作品の前に『シカゴ』と『カントリー・ベアーズ』に出演していたそうだが、両作品とも彼女の事を思い出せない。どこに出ていたのだろう？スティーブ・マーチンは、『バックマン家の人々』や『花嫁のパパ』の頃から変わっていないのが反って無気味だった（笑）いったい彼は実年齢は何歳で、この作品では何歳の役を演じていたのだろう？

バトル・ロワイアル II　鎮魂歌（レクイエム）日本　2003　133分
☆ Vista Sccope Size (1:1.85)　Dolby Digital　DVD有
原作から離れた続篇だが、深作欣二監督がクランクイン直後に亡くなり（泣）息子の深作健太が引き継いだが、全く意味不明の作品になってしまった。プロットは滅茶苦茶、前回素晴らしかった藤原竜也も違う人を演じているかのよう。何故、『全ての大人に宣戦布告』しているのか、その理由も定かにならず、来るもの拒まずの姿勢でいる。千葉真一や大葉健二がカメオ出演しているが、最も「なんじゃこりゃ？」なキャラクターが竹内力演じる竹内リキと言う教師。彼のクドイ演技も意味不明だが、クライマックスこそ？が頭の中で駆け巡ってしまった*

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☆のこの色の作品は映画館で鑑賞しました*
☆のこの色の作品は自宅シアターで鑑賞しました*
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