Yellow Magic Orchestra Original Album Collection

YMOのアルバム『増殖』から、見開き仕様の様子を説明する。発売当時は25cmのレコードだったので30cmのジャケットサイズに納まる様に段ボールのケースにはめ込まれていた。外側の赤い部分が段ボール紙を写真に撮りそのまま紙ジャケにデザインされている。なお、段ボール紙の裏面にはスネークマン・ショウのコントが掲載されていて、これほど当時のまま忠実に再現されていると非常に嬉しい。また、ケースに納まっている当時のLPは見開きだった。その中身の様子もきちんと再現されている。紙ジャケは大抵の場合印刷原板が現存しないので、保存状態の良いLPそのものを写真に撮りそのままジャケットデザインとしているので、ミニチュアサイズにした時に細かい文字等がぼけてしまうのだが、それでも当時の面影がきちんと辿れるので面白い。このジャケットは殆ど満点に近い出来なのだが、細かい事を言うと、本来LPが入っている側の袖だけが開いていて(大概それは見開きの右側なのだが)反対側は閉じられているのだが、このジャケットは両側の袖が開けてある。そして片側にはライナーが入っていた。これは、こだわる人には、中途半端と言う事らしい。現に、紙ジャケの元祖であるビクターエンターテイメントは、片側に封をする所にまで忠実度合いの一つとして努力しているということだ。ソニーの紙ジャケは洋楽ジャンルにおいてはその出来の良さで評価は高いので折角だからここまでこだわって欲しかったのかな…と思う。

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