Papersleeve Compact Discとは

アナログLPをミニチュア化したCDのパッケージで、一般的に『紙ジャケットCD』と呼ばれている。縦横比率が1対1、一辺が13.5cmが基準であり、厚紙を基本とした紙製のCDである。紙ジャケは日本独自のアイデアでミニチュア好きの日本人ならではのアイデア商品である。しかし、実際にコストが通常のプラスチックケース(プラケ)に比べて約2倍近くかかる為、こうした特殊ジャケット仕様CDは初回限定版の場合が多く、そのきっかけはアーティストの来日記念や生誕記念などアニバーサリーに深く関係がある。限定版であるだけに、店頭ではあまり見る事がなく、コレクター必須のレアアイテムとして注目されている。紙ジャケにされるアイテムは基本的にアナログ全盛期の音源であり、新しいアルバムを紙ジャケットとして出すアーティストは非常に稀だが、昔のアルバムが紙ジャケになる場合、大半に於いて新たにリマスターされる場合が多いので、コレクターだけでなくオーディオファンにも人気のアイテムになっている。レコード会社によって、紙ジャケへの姿勢が違うのが面白く、発売当時の本国のジャケットを紙質から、オマケに付いていたポスターなどもミニチュア化して添える場合もある。また、ユニオンレコードでは更に日本独特である、レコードの帯も付ける事が多い。ちなみに、左の写真はご存じビートルズの『リボルバー』であるが、これはコレクションのレコードを写真に撮ったものである。東芝EMIは未だにビートルズの紙ジャケットコレクションを正式に発表していない。


 
左が紙ジャケコレクションのほんの一部である。実際に、Rock & Popsはもとより、クラシックからジャズ・サウンドトラックや歌謡曲に至るまで広範囲に渡って紙ジャケ化が進んでいるが、どうにも限定版なので3年前から始めたコレクションで手に入らないアイテムが結構存在する。しかし、これらのアイテムも地方に行った時やネット上で見つかる時も有る。アマゾン・ドット・コムでも、渋谷や新宿のショップで姿を消したジャズレーベルのCDが結構見つかるし、またショップ限定で再生産される場合もある。こうした紙ジャケットの発売情報は主に、『CDジャーナル』や『レコードコレクターズ』などの専門雑誌から得られる場合と懇意にしている『紙ジャケ探検隊』HPからの情報に依る所が多い。紙ジャケに惹かれる理由として、やはりジャケットデザインに惹かれる事と、徹底したミニチュア化によりミニカーの様な魅力がある事が挙げられよう。オリジナルLPで見開きタイプなら見開き仕様にする事を初め、とにかくギミックにこだわったCDも多い。CDの表面をアナログレーベルを模した印刷をしたり、オマケが付いていたLPでは縮小したオマケを付ける。紙帯も再現する場合も多い。しかし、一番嬉しいのは、紙ジャケットで出されたCDは一部を除いて必ず最新技術でリマスターされている事である。これがオーディオファンの自分を魅了するツボなのである。  

 
コレクションのデータベースはスキャンした画像が完成次第アップします
 
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