15年のブランクを於いて再びピアノに向かった*
Love piano foever....
きっかけは、ジャズバンドの友人の結婚パーティにソロでピアノ曲を提供する話だった*
折角だから、昔の技術を取り戻してみようと思った*
でも、全然簡単に戻らなかった*10歳の頃の柔らかい音色でさえも今は出せなかった*
音が硬いし、いつまで経っても速く弾けない*悩む毎日を過ごしながら、結局、3か月以上の準備期間を要する事になった*
そして、本番の日、遠い昔に銀座のYAMAHA HALLの100人以上のギャラリーの前でスタインウェイピアノを前に
自分の奏でる音に自信を持って弾いた頃の感覚の片鱗がちょっとだけ蘇った気がした*
まだまだ当時の自分に戻せていないが、次第にピアノの魅力の虜になっていった…*
いや、確かにピアノから引き出せる魅力は計りしれない*
もっともっと、弾きこんでみよう*そして自分自信で感動を見出せたら人にも提供出来るかもしれない*
今はそういう信念で日々練習中である*

現在取組中の曲リスト
坂本龍一
友人のパーティで用意した曲
  Album 『BTTB』より
*Sonatine
*Tong Poo
  *現在他にも3曲レパートリーを追加中
George Gershwin
*Song Bookからの曲とPreludeを仕込み中
  *他15分の曲を少しずつ練習中 出来上がりは来年か…
JAZZ Standard
*Caravan
*On Green Dolphin Street他
*セッションで出来る曲をいくつか練習中 ただしこれはアドリブであるので思った以上に時間を要する見込み
from motion picture sound tracks
*映画からの曲をセレクトし、ソロライブが出来る様仕込み中

2003年〜2005年の記録
  6月14日友人の結婚パーティーにて、2曲演奏する
練習に要した期間は3か月…
自分から申し出て出来損ないの演奏をする訳にはいかないので
仕事の合間の遊び時間を減らして練習を始める
自分の現在のスキルレベルを完全に無視した選曲に一時は諦めもあったが
テンポを遅くして臨む事にする
結果として、ピアノの素晴らしさを再認識する事になった
当日のパーティの参加者を含めこんな自分のわがままに付き合っていただき
本当に感謝するだけである
6月21日新宿ヤマハクラッセで行われた
ポピュラーピアノの教室の発表会に初めて参加する
選曲はあえて、オスカー・ピーターソンの"Blues Etude"にした
大学在学中に初めて完譜を手に入れ
以来、遊びでイントロは弾いても全曲トライする事はなかった
これは良い機会だと、先生と相談し挑戦する事にした
3か月かけても指が思う様に動かなかったので諦めかけたが
最後の週の追い込み練習で自分ではなんとかそれらしい演奏が出来た
生まれて初めてのセッション しかも前からのあこがれの曲が弾ける喜びが
更なる野望への始まりと確信した日だった
7月31日渋谷YAMAHAのスタジオでデモ用の録音をする
用意していた(つもり)の曲が5曲もありながら完全に出来たのがたったの一曲
録音だけに時間を要するはずが、ミスタッチの連続でテイク20以上になった
その前日までそれほど練習をしていなかったのと
6月で完成されていた曲もあったから安心していたら録音はかなりシビアだった
後で何度も聴く事になる曲だからミスタッチは許せないものがある
初めてプロの厳しさを経験した一日だった
YAMAHAのレッスン生ということで安価にグランドピアノが使えるスタジオは
システムも充実しているのでかなり良い録音が出来る事も分かった
次回は8月末のどこかでもう一度録音する予定である
8月30日にバンドメンバーの女性が最近入籍し、落ち着いたので結婚披露パーティーを開くということで何か弾く事にして約1か月間、昔からの憧れだったガーシュインの曲を練習し始めた。しかし、今度の曲での一番のネックは自分の手の大きさが楽譜上の和音速弾きに全く不向きだった事。ぎりぎりなんとか我が師匠にも、自分が間違って弾いている解釈のパートを指摘していただき、それから3日間、当日朝のぎりぎりまで練習し、せめてミスタッチ少しでも減らそうと再びスタジオに5時間ほどこもってみたりしたが、本番の緊張感のせいで予定通りのミスタッチをしてしまった。しかもちょっと弾き直しまでしてしまった。ただ、折角の結婚パーティの盛り上げ部員なので一生懸命弾いた。結果的には楽しかった。新郎新婦様。後日、完全録音したCDをご結婚記念として贈るので、しばしお待ちあれ*
2004年6月12日、一年振りに新宿ヤマハクラッセで行われたピアノ教室の発表会に参加した。今回は神と呼ばれた男、アート・テータムの代表曲、"Tiger Rag"をソロで演奏する。選曲までの道のりは長かった。はっきり言うとこの曲は彼以外の人には弾きこなせない。例えるなら、100m走を10秒台で走るのに努力を重ねても無理なのと同じで、彼と同じスピードでこの曲を演奏するのは無理だと言う事である。しかしそれでも、雰囲気だけでも掴めればこれほど素晴らしい曲はない。幸い、完譜が手に入ったので3月中旬から練習し始め、準備をしてきた。しかし残念ながら、本番では焦りと極度の緊張から、キープするテンポを見失い、散々な結果になってしまった。一応、前日の自宅での練習録音が存在するので、荒削りの演奏だが、フルタイムでアップする。これに懲りずに、色々な曲を試してみたい*
2005年6月25日、皮肉なことに『スター・ウォーズ エピソードIII シスの復讐』
の先々行公開日と重なってしまった。でも、演奏もちゃんとやりたいし映画も観たい!そんなわがままを通した一日だったが去年のソロ演奏からくる異常な緊張感をほぐそうとトリオ演奏にするよ決めていただけあって本番は緊張しなかった。むしろ、楽しかった。いつもは最後に順番が回ってくるところを特別にお願いして(だから、『スター・ウォーズ』も観たかった訳さ・爆)前半の最後にした。演奏している途中で、ドラムの人もノリノリになったそうだ。グルーブが生まれたと言うことは自分としては成功したと考えたい。実は、このチックコリアのスペインと言う曲は、昨年の発表会での演奏で知った曲。その時から憧れていたので実際にレパートリーになったことが何よりも嬉しいのだ。また来年もトリオ演奏を狙おう*

Audio Archive
今までの演奏(子供時代から)をほんの少しだけご紹介します*
1976 3.26
クレメンティ ソナチネ Op.36-3
1979 11.3
ベートーベン 変奏曲
1983 4.11
ショパン スケルツォ第2番
2003 6.21

オスカー・ピーターソン Blues Etude (初セッション)

2003 7.31

坂本龍一 energy flow
2004 6.11
Original Dixieland Band / Art Tatum  Tiger Rag
2005 6.25
Chick Corea and Return to forevver SPAIN
 
再生ボタンのある曲はアップ済です*ボタンをクリックして下さい
 

注! 2005年 6月 チック・コリアの曲をアップしました

このページへのご意見・ご感想をおまちしています*

1997 - 2005 kay and S.D.F. All rights reserved.