竿師の仕事
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この工房でやっていること

1.和竿を作って売る


2.素材も売る


3.竿作りの相談にのる


4.教室で和竿作りを教える


5.江戸和竿作りのマニュアルを完成させる



この時代に、なぜ和竿なの?

 竹で釣竿を作る伝統技術が江戸時代から伝えられ、その技術で作ら れた釣竿は一般に「和竿」と呼ばれています。
 和竿は日本の各地でそれぞれ独自に発展してきたわけですが、 「江戸和竿」も その中の1つです。

 戦後になってから、プラスチック技術の発達でグラスとかカーボンと呼ばれる FRP の釣竿が開発され、その素材性能の 高さと量産技術の向上によって、今や釣竿といえば一般にはFRP製の竿を 意味するようになって来ました。
 江戸和竿は今も細々と「竿師」の手によって作り続けられていますし、探せば 一部の釣具屋でも売られていますが、釣竿全体から見ればわずかなものです。

それでは今、なぜ和竿なのか?


伝統工芸の和竿は実用品?

 伝統工芸に限らず、伝統文化と言われるものは沢山ありますが、それらの中にはおよそ実用とはかけ離れたものが、多いのは事実でしょう。
和竿の場合は、道具としての機能を重視して作られているものが、結構多くあります。

 「かわはぎ」など特定の魚にこだわりをもって釣りをしているマニアックな人に多いのですが、必ず和竿で釣る人も結構あります。
それは、和竿に釣竿としての実用性を感じているからだとも言えるでしょう。

古いものを引き継いでいる伝統の価値とは、何なのでしょう。


横浜竿と江戸和竿は何が違うの?

 同じ東京湾に面した江戸と横浜でかなり性格が違う釣竿が作られてきました。 高級で本格的な和竿には鯨のヒゲを使うものと決まっているように言われていますが、 実は、セミッポを使うのはもともと横浜竿なのです。
では、どう違うのでしょう?

和竿はどうやって作る?

 江戸和竿の材料は、淡竹、布袋竹、矢竹、丸節などの竹と、鯨の「ヒゲ」で、 これらを組み合わせて1本の釣竿に仕上げます。
絹糸を継ぎ合わせる部分に巻いて補強し、この部分に漆を何回も塗って固め、竹にも 漆を塗ってつやを出します。
 リールを付ける竿だと、さらにガイドやリールシートを絹糸 で取り付け漆を塗って固めます。 これを全部手仕事でやります。
和竿の作り方


自分で作るのを、おすすめします

 江戸和竿も横浜竿も一人で竿作りの全工程をこなします。 分業というものがありません。
そのために個々の技術は、それほど高度なものではなく 2〜3年もがんばれば、 一応の竿の形は出来るようになると、考えていいでしょう。
特にこのページで解説している沖釣りの小物竿の場合は、厄介なことといったら 「切組み」と「矯め」ぐらいのものです。

 メールでの質問にお答えするのも、切組材や半完成品を買われたお客さんと 完成までお付き合いするのも、竿作りの教室を開くのも、みんな自分で竿を作るのを おすすめしているからです。
やってみればわかりますが、釣りの楽しさが何倍にもなります。

和竿をオーダーして買うのもいいのですが、自分で作るのはさらにいいでしょう。

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