広島母娘2人旅
Date: 2007/08/01
2007/6/20〜6/22、母と2人、2泊3日で広島の旅に行ってきました。
もともとは、母が1人で行こうとしていた広島旅行。夫の「せっかくだから、一緒に行ってきたら?」という言葉に甘えさせてもらい、私も同行することになったのです。広島は「いつか必ず行きたい!」と願っていた場所だったので、急遽行けることになったのがとてもうれしい。
学生時代に一緒に沖縄に行って以来、10数年ぶりの母娘2人旅がはじまりました。
母も私も、広島は初めて。そもそも母が広島に行くきっかけとなったのが、広島在住のケイコさんという女性との出会いでした。ケイコさんは母と同年代で、ご自身も大道芸をなさっているそう。母の南京玉すだれなどの大道芸を楽しんでいる(楽しみまくっている?)姿をインターネットで知り、とても興味を持ったとのことでした。「この人と話してみたい」という思いだけで、母のもとへ連絡をくださったのです。予想もしなかった出会いに、かねてから広島行きを希望していた母が「そちらに行きます!」と、半ば強引に押しかける形で、今回の旅行はスタートしました。
初日、広島で初めてのごはんに選んだのは、たまたま通りかかったお店『元祖へんくつや 新天地店』です。キーンと冷えた生ビールを飲みながら、カウンター越しに、広島風お好み焼きが出来上がるのを待つ至福の時! 母は基本メニューの「そば肉玉」、私は「チーズ肉玉&そばトッピング」を注文しました。熱々できたてをほおばる幸せと言ったら…! モッチリした麺と、コッテリ甘いソースが美味。
ただ、1人1枚は私たち親子には多かったようで、最後は罰ゲーム!?という感じで、無理矢理つめこみました。小心者な私は「お店への礼儀として、1人1枚は当然だよね…」と思ってのオーダーしたのですが、その後、2人で1枚をシェアする地元カップルや、お友達同士が相次ぎ、軽く後悔しました…。
私にとって「広島に行きたい」は、平和記念資料館と原爆ドームを自分の目で見たい、ということでもありました。外国人向けのガイドもなさっているケイコさんに案内していただき、平和記念資料館へ。順路に沿って見ていくのかと思いきや、ケイコさんは「時間があるなら、映像を観ておくと伝わってくるものが大きいと思う」と、先に1階のビデオシアターを教えてくださいました。
約45分ほどの原爆記録映画、あまりにも悲しく痛ましく、目をそむけたくなるような映像もあったのですが、ケイコさんの言葉通り、館内を回る前に観ておくことで、理解が深まったことがとてもたくさんありました。テレビより、教科書より、実際に広島で感じたこと。深く深く入ってきて、今はうまく言葉にすることができません。何を言っても陳腐になってしまう気がします。
ただ、すべての展示を見終わったあと、平和記念資料館の窓から、まっすぐ伸びた道の先に見えた原爆ドームを、私は一生忘れることはないと思います。あの日から今につづいている苦しみ、悲しみ、かけがえのない日常。今の日本に生きる者として、知っておかなくちゃいけないことだし、次の世代に伝えていかなくちゃいけないことなのだと実感しました。
宮島と言えば、海に浮かぶ真っ赤な鳥居&サザエさんのオープニング……恥ずかしながら、それくらいのイメージしかなかった私。でも実際に行ってみると、想像していた以上に感動して、もっといたいー! と思ってしまった、とても素敵な場所でした。
フェリー乗り場前にある鹿ちゃんのエサ売り場には、食い意地の張った鹿ちゃんたちが常に何匹もスタンバイ。エサを買う人が現れるたび、洋服を引っぱり、超熱烈アピール。その様は、とことん貪欲。母と私はエサを買ってもいないのに、ビクビク後ずさりするほどでした。
鹿ちゃんのほか、遠足と思われる地元の高校生たちもたくさんいました。無邪気に騒ぎ、うっかりお弁当を広げ、鹿ちゃんに狙われている子たち。見ているだけで「あー平和だなあ」と和む情景で、何枚もシャッターを切ってしまいました。女の子も男の子も、制服姿のなんと素朴でまぶしいことか! 鹿ちゃんと学生を見ているだけでも、ゆるゆる癒されていきました。
宮島は、お土産も充実。私は『宮島醤油屋本店』の醤油にハマり、試食しまくって、大量に購入。ゆず、すだち、かぼす、だいだいなど、柑橘類と合わせたオリジナル醤油が、どれもすごくおいしいのです。刺身や野菜にかける他、炒め物の隠し味としても最高。今は「かぼす胡椒醤油」がお気に入りで、しょっちゅう愛用しています。
一方母は、あるお土産屋さんの店先で見つけた「南京玉すだれ」と、和紙でできたお面(1つ約400〜500円←店主さんが気まぐれにオマケしてくれた値段)を購入。「東京で買うともっと高いのよ〜! これは良い買い物したわ〜」と、大満足のようでした。
……で、その後、お面をかぶって記念撮影してみたアホ親子です…!(撮ってるときは楽しすぎて、2人して大笑い&大興奮でした)
広島在住の読者の方からお薦めいただき、絶対に行かねば!と、思っていたお好み焼き店「すてっぷ」。私が行ったのは、広島駅ビルにあるASSE店。ここが予想を超えるおいしさでした! ワガママな母曰く「『へんくつや』よりおいしい! さっぱりした味付けとシャキッとした野菜が私の好みだわー」とのこと。
夜から食べたいものがあったため、とりあえずの軽く「鶏皮キムチ」「そば肉玉」をいただいただけなのですが、どちらもサッパリ&絶妙にウマし☆ 教えていただいてよかった! 広島に行った際は、ぜひまた行きたいと思いました。
広島の繁華街から歩いていける場所ながら、隠れ家のような静かなお店、雑貨屋「foo」。おだやかな雰囲気の男性オーナーさんが、自らフランスで買い付けてきたアンティークリネンのドレス(母購入)、ていねいに作られたアクセサリー、手織りのショール、作家さんの手作り鞄や小物など、ここでしか買えない、とっておきの一品と出合えます。オーナーさん自ら「この革、なじむとこんな風合いになるんですよ」と、愛用中の鞄を見せてくださったり、会話も楽しくて、どんどん物欲が刺激されてしまいました。私は、曽田耕さんの革バッグにひと目ぼれし購入。使い心地もとてもよく、宝物となりました。あまりにも素敵なお店で、2日連続お邪魔してしまいました。
広島ご出身の方に、ご紹介していただいたお店「英(ひで)」。ここが、素晴らしかった! カウンター+小上がりのこぢんまりした和食屋さんで、紹介していただかなかったら、行く機会もなかったであろうお店。いざ味わってみると、どれも本当においしく、母と2人、ひたすら感激しました。値段表記のないメニューに、小心者の私としてはドキドキしていたのですが、決して高すぎず、手頃なお値段なのです。
素材を生かした旬のものを、おいしくいただける名店です。英さんの料理への真摯な思いなどをじっくり伺えたのも、うれしいひとときでした。次は夫も一緒に! 流川通りの中ほど、ポプラの斜め向かいにあります。基本的に予約が必要のようです。
広島市中区流川町4-19 082-541-6983(17時〜24時 日曜定休)
広島カープ球団の拠点、広島市民球場。試合のある日は、ずうっと声援が聞こえていて、「愛されてるんだな〜」とあったかい気持ちになってきます。さらに素敵だったのが、カープグッズに身を固める少年たち☆ 真っ赤なカープキャプをかぶり、お小遣いを数えながら「これ、買おうかなーどうしようかなー」と悩んでいる様子は、それだけで私の癒しでした。
楽しかった2泊3日の旅も、もうすぐ終わり。まずは、お土産が一番充実していた「ひろしま夢ぷらざ」でお土産を物色。ベタですが、地元の名品がいっぱいでワクワクしてくるお店でした。空港に出発する前には、広島名物のつけ麺を「唐々亭」で食べました。辛くてサッパリ、おいしかったです。
お土産いろいろ。まずは、甘い物部門。あんこ好きの夫へ、欠かせないお土産として買った「もみじまんじゅう」。その他、ケイコさんにいただいた「新平家物語」という絶品お菓子。超ミニロールケーキみたいな形で、絶妙の甘さ。私1人でもいくつでも食べられそうでした。
次は、調味料部門。宮島で買った「ゆず胡椒」「すだち胡椒醤油」などの他、オタフクの「お好みソース」も。どれも、現在、我が家で活躍しています。
それから、乾物部門。「ひろしま夢ぷらざ」で買った品々。宮島沖産ひじき、庄原市産切り干し大根、尾道「まるじょう」のダシ、新物の音戸ちりめん。
その次は、カープグッズ部門。全然カープのファンではないのですが(そもそも野球自体を知らない…!)、キャラのかわいさと色合いの鮮やかさに惹かれ即購入。コインケースだと思うですが、私はキシリトールガム入れとして絶賛愛用中です。
最後は、再説明不要の……母が宮島で購入したお面たち。3つも! 

短くまとめるつもりだった「広島コラム」。どうがんばっても、こんなに長くなってしまいました…。それだけ、うれしいことがたくさんの3日間だったのです。また絶対行きたい。ゆっくり過ごしたい。広島、大好きだーー!! そんな時間を過ごせたこと、心から幸せに思っています。ケイコさんと、母と、夫と、いろいろ教えてくださった皆様と、広島に感謝です!

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