The Cool Box
今までは、クール系といわれる蘭には手を出さなかったのですが
2001年にPleurothallis を一鉢購入。これは比較的暑さに強い方と聞いていましたが
昨今の異常な暑さにはかなわなかったようで、夏の終わりに葉をボロボロと落として
しまいました。そして、2002年にはMasdevalliaを一鉢押し付けられてしまい、
こうなるとまた、工夫する心が芽生えてしまいます(^^;
で、手製の簡易クール箱なんですが、またしても廃物利用がほとんど(^^;
以前カブトムシの幼虫を飼育していた(^^;プラケースに、ミニファンに合った大きさの穴を
あけて送風。中の鉢は素焼き。その気化熱を利用して冷やそうという試みです。
結果的には、15度〜30度ほどの環境となっています。部屋の出窓に置いているので、
部屋をクーラーで冷やしているか否かが温度を大きく左右します(^^;
今のところ、日照が少ないのでMasd.が徒長気味ですが、新芽(花芽?)も
見えていて、Pleuroも葉を保っているので、まあまあなのではないでしょうか。
もう少し涼しくなったら、外に出して日光浴させてあげようと思っています。
クール箱内部
これが中の様子。プラケースに
合った大きさで発泡スチロールの板を
はめこんで保冷効果を上げています。
底には水を貯めたプラスチックトレーを置き
そこに鉢欠けをたくさん敷いて、それらの
気化熱も利用しています。
この仕組みでは、外気温との差が
5度ほどになりました。
ミニファン
これが、外から風を送るミニファン。
本来は小動物のゲージに取り付けるための
ものですが、大きさがちょうど良く、風量も強弱あり
電池とACアダプター両方が使える便利さに加え、
980円というお手頃価格に惹かれました(^^;
今回新たに購入したのは、これだけです。
プラケースの穴は、ファンの下半分の部分のみ。
これは、蘭に直接風が当たるのを避けようと
思ったためです。
日中、クーラーを入れた部屋(室温28〜30度)に
置く場合は、これで23〜25度ほどに保てるので、
まあ良しとしました。
本当は20度ほどに保ちたいところですけど。
出来る時は氷水を注いだりします。
クール箱夜間モード
夜間モードの内部です。箱の内側両脇に
保冷剤を入れ、ファンで送風するための穴を、
発泡スチロールの板で塞ぎます。
これにフタをプラケースのフタをすれば、
一旦15度まで下がります。
その後徐々に上がりますが、朝でも20数度で
留まっています。
クール箱日中モード